分散型ネットワークとして、Filecoinはネットワークの信頼性と安全性を確保するために、複数の独立したプロトコルを実装するように努めています。VenusはFilecoinネットワークで現在進行中の4つのプロトコル実装のうちの1つであり、より弾力性のあるエコシステムを構築しています。以前はgo-filecoinとして知られていたVenusは、Golangにおける最初のFilecoin実装であり、元々は@anorth、@zenground0、@frrist、@laser、@dignifiedquire、@alexcruikshank、@whyrusleeping & othersによって開始されました。2020年8月には、Filecoinコミュニティの長年のメンバーであるIPFSForceがWIPの実装を引き継ぎ、10月に開発を再開し「Venus」と改名しました。
本日、455673ブロック(2021年1月30日 03:16 UTC)に、Venus v0.9.0を実行しているマイナーf0128788がメインネット上で最初のブロックをマイニングしたことを発表できることを嬉しく思います。
このマイルストーンは、複数の実装を同時に実行しているマイナーがネットワークにセキュリティと分散化を追加することで、Filecoinメインネットワークの新しい時代を迎えたことを示しています。これら4つの実装は、2週間に1度のコア開発者会議を通じて、FIPをレビューし、将来のネットワークのアップグレードを調整し、Filecoinをより強く、より回復力のあるものにする努力を続けます。
現在、Venusのコードベースはセキュリティ監査中であり、完了後にはVenus v1.0.0の最初の公式リリースがコミュニティに採用される準備ができています。Venusの次のステップは、Venusのセキュリティ、安定性、使いやすさを改善しながら、分散マイニングプールのサポートを追加することに焦点を当てています。将来的には、クロスチェーン機能とスマートコントラクトの開発のサポートを計画しています。
私たちはすべてのオープンソースの貢献者に、IPFSForceチームと一緒にVenusを構築し、Filecoinをより強く、より回復力のあるものにすることを奨励しています。
※配信元
https://filecoin.io/blog/posts/welcome-venus-to-the-filecoin-mainnet/
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