PiKNiKのESPAがFilecoin上でWeb3.0エンタープライズ向けストレージへの道を切り開く

Filecoin

私たちは、IPFSとFilecoinを分散型ストレージの有力なソリューションとして利用しているプロジェクトすべてにスポットライトを当てたいと思います。PiKNiKは、専門的な知識を必要とせず、誰でも簡単にFilecoinネットワークにストレージを保存し提供できるWeb3.0ストレージプロバイダーです。

2021年6月にエンタープライズ用のWeb3.0ストレージプロバイダーの必要性に気づき、エンタープライズストレージプロバイダーアクセラレーターを通じて、スタートアップ、データセンター、マネジメントサービスプロバイダー、CTOなどがFilecoinネットワークメンバーになるための支援に乗り出しました。Protocol Labs、Seagate、AMDがスポンサーを務めるこの取り組みは、新しい知識やノウハウを取り入れる参加者から、より効率的で安全かつ堅牢なデータ保存方法を手に入れるエンドユーザーまで、すべての人にメリットをもたらすものです。

7ヶ月のプログラムは3つのフェーズで構成されており、50社の新興企業および既存のストレージプロバイダーやデータセンターが、Web3.0ストレージプロバイダーとして拡張する方法を学ぶことができるよう準備が進んでいます。

1週間の対面式ブートキャンプでは、専門家による実践的なセッションが行われ、参加者はFilecoinのエコシステムに慣れるためにFILを受け取ります。

3ヶ月のリモートインターンシップでは、毎週オンラインセッションを行い、ESPAがコミット容量として1PiBを同時に封印します。

さらに、参加者が独立して市場に参加し、Estuary、CIDgravity、BidBotなどのLotusオンライン取引とレイヤー2ツールを使用する3~4ヶ月のリモートレジデンス期間が設けられています。

最後の期間には、大規模なデータセットをオンボードすることで、Filecoin上の未開発のストレージスペースを活用することができるようになります。これは、1年かけて1人1PiBの50PiBsのストレージで、5〜10%が参加者によって保存された検証済みのデータとなります。

ESPAは、FilecoinのWeb3.0インフラストラクチャーの利用を中心に完全に構築されています。PiKNiKにとって、ストレージプロバイダーの分散化と世界的に多様で監査可能なデータの利用は、現在のサーバーベースのWeb2.0ストレージプロバイダーの的外れなインセンティブに対する解決策となるものです。また、これは手頃な価格という利点もあります。理由としてはストレージの柔軟でオープンな市場や、データをホストする権利のために入札する独立したストレージプロバイダーによって設定いるためです。これらはすべて、企業のニーズや大規模なデータセットにとって重要な項目です。

2月21日、PiKNiKはネバダ州ラスベガスでESPA第1期生を発表します。このイベントの申し込みは締め切られましたが、4月、7月、10月の申し込みはまだ間に合います。詳しくは、ESPAのウェブサイトをご覧いただくか、Twitterでプログラムをフォローしてください。


本ブログは、www.filecoin.io/blog からの翻訳となります。
ソース:https://filecoin.io/blog/posts/piknik-s-espa-makes-way-for-web3-enterprise-storage-on-filecoin/

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