発表内容(Announcements)
Filecoin バーチャルマシン(FVM)を発表します
Filecoin バーチャルマシンの目的は、ユーザーが独自のスマートコントラクトをFilecoinのブロックチェーン上に展開できるようにすることです。FVMは、一般的なプログラマビリティとEthereum バーチャルマシンスマートコントラクトとの互換性をもたらします。Filecoin Orbitの参加者は、FVMのビジョン、FVMが生み出すいくつもの機会、実装ロードマップ、参加方法を御覧ください。
Filecoinグリーン
Filecoinのストレージプロバイダーは、どのようにして検証可能な環境的に持続可能なブロックチェーンの構築をすることができるのでしょうか?Juan Benet氏、Filecoin GreenプロジェクトのリーダーであるAlan Ransil博士、ラドバウド大学コンピュータサイエンス准教授のHarald Vranken氏など、Filecoinエコシステム内の主要なステークホルダーがこの疑問を探り、Filecoinにおける持続可能な運用の道筋を明らかにしました。
Juan Benet氏は、”Filecoinは炭素排出量を0にするのではなく、1,000分の1にすることで、10倍のグリーン化を目指すことができる”と述べています。
私たちは、Filecoinが環境に有益なものとなり、ウェブ全体の環境への影響を追跡できるような、イベントや助成金などの支援を計画しています。Filecoin Slackの#fil-greenに参加すれば、新しいプロジェクトついて最初に知ることができます。また、この分野で構築する必要があると思われるものをGithubで教えてください。
CryptoComputeLabがプルーフリリースのバージョン10.0.0.0を発表
CryptoComputeLabは、Proofs v10.0.0をリリースしました。今回のリリースでは、多くの変更が行われましたが、最終的にはGPUサポートオプションの追加と証明時のパフォーマンスの向上がメインで行われました。そのほかにも、他のプロジェクトからの分岐した多くの内部依存関係を上流のソースに統合しました。この更新では、コードが時間とともに分岐していく中で上流のソースから最適化を図ることができるようになり、今後のアップデート(例:Halo2の作業)をより現実的なものにすることができます。このリリースについてはこちらをご覧ください。
ツール(Tools)
WASMにおけるIPLD
IPFSの下の階層にはIPLDと呼ばれるシステムがあり、IPFSがオンチェーンでデータを保存したり、コンテンツID(CID)と呼ばれるハッシュリンクを作成したりするために必要な作業を行っています。Interplanetary Linked Data(IPLD)は、最も基本的な形で、IPFSを構築しているデータ層です。IPLDは、データの一連のリンクを作成するだけでなく、IPFSに保存できるシンプルなデータ構造を通じて、ユーザー自身がリンクを作成することができます。
Filecoin Orbitでは、Steven Allen氏がIPLDとWASMの検証を行い、新しく発表されたFVMとの連携を説明しました。詳しくはこちらをご覧ください。
ストレージプロバイダー(Storage Providers)
TextileのFilecoinオークション
来週から2週間にわたり行われるTextileのFilecoin取引オークションでは、最も高い評価を得たストレージプロバイダーに250FILの賞品が授与されます。ストレージプロバイダーは、bidbotと呼ばれる軽量クライアントを実行することで、取引オークションに参加することができます。現在までに、このシステムを利用したストレージプロバイダーによって200TiB以上が落札され、保管されています。
コミュニティ(Community)
FLAII: DeFi
9月28日、Tachyonが運営するFilecoin Launchpad Acceleratorが主催するDemo Dayに20チームが参加しました。Demo Dayでは、5つのDeFiプロジェクトのプレゼンテーションが行われました。Hedgey Financeは、任意のトークンにオプション市場を追加するためのプロトコルです。Tamago Financeは、アジアの実際の市場で広く流通させるための合成トークンを作るためのDeFiプロトコルです。Smart Fundsは、シンプルで自動化された、ファンド管理ツールです。Clam Islandsは、ブロックチェーン、NFT、Yield Farmingを使った、投資のゲーム化をサポートします。Botoは、ユーザーがオンラインタスクを自動化するボットを構築できる、コードが要らないオンラインプラットフォームです。Filecoin Launchpad IIの各DeFiプロジェクトの詳細はこちら。
ForestがFilecoinのメインネットに参加
ChainSafeが構築した「Forest」がα版でメインネットに正式に登場しました。Filecoinネットワークに多様性をもたらします。シグマプライム監査で見つかった問題の解決と、MVP機能を完成させたので、開発者がForestをインストール、実行、テストできる状態になりました。ど
利用については、我々のソフトウェアを実行してください。ぜひChainSafeのGithubやDiscordでフィードバックをお願いします。また、近日中に製品アンケートを実施し、Forestのビジョンを形成する機会を提供する予定です。ご期待ください。公式アナウンスを読む
Twitter Spaces Polygon & Consensys
Filecoin Launchpad Accelerator III Powered by Tachyonの募集を開始しました。
非中央集権的で透明性の高い未来を構築したいと考えているチームは、ぜひ応募してください。
アクセラレータについての質問は11月5日(金)12:00 PM(EST)に開催されるTachyon主催のオープンハウス/AMAでお答えします。オープンハウス/AMAのリマインダーを設定する。
イベント情報(Events)
NFT.NYC
毎年ニューヨークで開催されるNFTイベントにNFTストレージも参加しています。POAPとのコラボレーションにより、NFTストレージをはじめとするPOAPが街中で見ることができます。参加方法はウェブサイトをご覧ください。また、11月2日(火)午後3時30分(日本時間)からは、NFTストレーのリーダーであるJonathan Victor氏が、IPFSとFilecoinを利用した、NFTを安全な保管とアクセスの方法について説明しますので、ぜひご覧ください。
Web3.0JamのETH Global
Web3.0 Jamの参加者の募集を開始しました。ETH GlobalとFilecoinのコミュニティは、11月12日に、クリエイター、エンジニアなどを集めて、分散型メディアやWeb3.0、NFTに焦点を当てた2週間のバーチャルHackathonを開催します。Protocol Labのエコシステムリーダーの話を聞き、最大75,000ドル以上の賞金を獲得して、将来のWeb3.0のプロジェクトをスタートさせるチャンスを手に入れましょう。
BUIDL IT
BUIDL ITは、インドにおけるWeb3.0開発と才能の促進を目的とした、インド最大のWeb3.0/Blockchain Hackathonです。Web2.0から飛び出してWeb3.0の旅を始めるのに最適なプラットフォームです。Polygonは、開発者による開発者のためのEthereumのスケーリングソリューションを提供しています。PolygonはDeFi、ゲーム、NFT、その他あらゆるユースケースにおいて、優れたUXを構築し、Dappsをスケールアップさせ、何百万人ものユーザーにリーチすることを可能にします。Filecoinトラックへの参加と、詳細、登録はこちら。
Hackathons ウェブサイト
IPFSやFilecoinのエコシステムを構築するには、どこから始めればよいかお悩みですか?hackathons.filecoin.ioでは、現在開催中のHackathonや、今後開催されるHackathonで学びましょう。あなたにぴったりのHackathonを見つけてください。
参加しよう
GitHubのFilecoinプロジェクトにアクセスして、コミュニティリソースに目を通してください。Filecoin Slackで質問をしたり、コミュニティフォーラムで問題や新しいアイデアについて話し合ったり、WeChatで@Filecoin-Officialをフォローしたり、Twitterで@Filecoinをフォローしてご意見をお寄せください。
また、FilecoinのブログやYouTubeチャンネルも、これから始める方には絶好の情報源です。
このニュースレターを直接受信するには、購読してください。
本ブログは、www.filecoin.io/blog からの翻訳となります。
ソース: https://filecoin.io/blog/posts/filecoin-news-30/
コメント