Boostの紹介:HTTP転送やWeb UIなど、マーケット向けの新機能を紹介

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Boostのリリースをお知らせいたします。既存のLotusマーケットプロセスに代わる、新しい単独で機能するマーケットのリリースが間近に迫っています。今週、ストレージプロバイダーとのプレリリーステストを開始し、今年4月の一般公開に向け、順調に進んでいます。

Boostとはどのようなもので、どのような新機能があるのでしょうか?Boostは、ストレージプロバイダーがFilecoin上のデータのストレージとリトリーブを管理するためのツールです。Lotusのgo-fil-marketsパッケージを、LotusデーモンやLotusマイナーと一緒に単独で動作するバイナリーに置き換えます。Boostは、ストレージ取引とリトリーブ取引を行うためのlibp2pインターフェース、ストレージ取引を管理するためのウェブインターフェース、リアルタイム取引情報へのアクセスと更新を行うためのグラフクラ(graphql)インターフェースを公開します。

拡張されたストレージ取引機能

Boostは完全な後方互換性を持ち、データの転送方法を指定するためのサポートを含む、ストレージ取引用の新しいプロトコルを導入します。Boostは、HTTPとHTTP over libp2pを含む2つの新しい転送プロトコルをサポーする予定です。これまでオフラインで取引を行い、S3などのサービス経由でCARファイルを転送していたユーザーは、Boostを実行しているストレージプロバイダーと取引を行い、ファイルのURLを直接指定すれば、Boostが自動的にファイルを取得することが出来ます。

ストレージクライアントのためのシンプルな取引

ストレージクライアントがより簡単に取引を提案できるように、Boostには取引を行うための軽量なクライアントも同梱されます。Boostに同梱されるクライアントは現在、http検索用の取引提案や、CARファイルやcompを生成するユーティリティをサポートしています。また、Estuaryfilclientのアップデートにも取り組んでおり、発売と同時にBoostの新機能が活用できるようになる予定です。

ストレージプロバイダーのUXの向上

今後の記事で詳しく説明しますが、取引の処理方法の内部を見直すことに加えて、ストレージプロバイダーがシステムを管理する際の視認性とUXを向上させることにも努めました。BoostにはWebUIが搭載されており、ストレージプロバイダーは、案件の管理、進行中のデータ転送の表示、ディスク使用率、パイプラインのシーリングなど、さまざまなことにすばやくアクセスできます。今後、発売に向けてUIのウォークスルーやデモを行い、主要な機能を紹介していきますので、続報をお待ちください。

Lotusを運用しているストレージプロバイダーは、Lotusのプロセスを分割することで、Boostへの以降準備ができます。Boostでは、すでに移行を完了したプロバイダーもサポートの対象となります。

Filecoin Slackの#boostチャンネル、またはBoost Githubディスカッションフォーラムで、現在の状況を確認することができます。

本ブログは、www.filecoin.io/blogからの翻訳となります。

ソース:https://filecoin.io/blog/posts/introducing-boost-new-capabilities-for-markets-including-http-transfers-web-ui-and-more/

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